週刊誌から from weekly magazine 2004 8 18
ニューズウィーク日本版 2004 8.25
「退職した夫が家にいるという悪夢」
悪夢が現実になった。
夫が退職したのだ。
ソフトウェア会社のCEOだった夫は、日々重大な決断を下していた。
けれど、今の夫が下す決断は「いつ、どれくらい昼寝をするか」。
ゴルフもテニスもしない。
つまり、夫は毎日48時間(と私には思える)、じっと家にいる。
以上、ニューズウィークの記事から。
どこの国も、同じ悩みを抱えていますね。
日本の場合は、もっと手厳しい。
退職した夫のことを、産業廃棄物と言う妻もいる。
そんなことにならないためにも、
定年退職する10年前から、定年後の人生設計を考えておくべきです。
そんなに早くから必要なのかと思うでしょうが、
定年後の趣味を見つけるには、時間が足りないくらいです。
趣味はともかく、定年退職後のライフスタイルを、
必ず定年退職前に、妻と話し合って決めておきましょう。
妻にとって、家には夜と週末しかいなかった夫が、
退職して、24時間、家にいるようになると、精神的な負担となります。
また、夫のために昼食を作ったり、日中における夫の世話など、
家事の負担も増えます。
妻は、一人の時は、簡単な昼食で、すませます。
たとえば、朝食の残り物とか、
あるいは、前日の夕食を作った時に余った食材を使って、
簡単な料理を作って食べるのです。
毎日3回も料理を作っていれば、1回は手抜きをしたくなるものです。
ところが、毎日、夫が家にいるようになると、そういうわけにいかなくなるのです。